Windows VistaとCool'n'Quietの秘密

Windows Vistaが発売されてもう3ヶ月にもなるんですねぇ…糞OSだとか使えねぇとか評価は散々ですが、遅まきながらメインマシンをVistaに入れ替えて、1ヶ月を経ました。Athlon使いの私としては、今までのアプリがVistaでもまともに使えるかどうかが最大のポイントです。
いろいろなベンチマークを走らせては見たものの、早くなっているものがあったり、逆にめちゃくちゃ遅くなっているものがあったりで、何がなんだかよくわかりません。
とあるベンチを走らせたとき、異常に遅くなっているベンチマークプログラムがありました。ご存知のとおり、AMD製CPUには、Cool'n'Quietっていう動的に動作周波数を変化させて、消費電力を抑える機能が実装されていますが、これがどうもポイントのようでした。
で、さっそく実験です。

Vistaでは「電源の管理」という項目がXPとは大きく異なっており、XPでCool'n'Quietを有効にするためには、電源のプロパティから「最小の電源管理」という設定にして初めて有効になっていました。ところが、Vistaでは、「高パフォーマンス」と「バランス」と「省電力」という3段階の設定にデフォルトで可能です。当初「バランス」で使っていたのですが、「省電力」に設定して使っているときにベンチを走らせると、ベンチが異常に遅くなることに気が付きました。

ひょっとしてCPUクロックが低いほうに固定されているのではないか?…

そこで、実験です。
単純にシングルスレッドでのCPU性能だけを計るのには、super_piが単純明快です。さっそくやってみました。
(実験環境…
CPU Athlon64X2 4200+
M/B ASUS M2NPV-VM
MEM N/B PC2 6400(DDR2 800)1GBX2
HDD HGST 7K160 (HDS721616PLA380)X2 RAID0
graphic MSI NX7900GS-T2D256E-HD(GeForce7900GS)

さてさて、案の定の結果となりました。

1「高パフォーマンス」

(画像をクリックすると大きな画像が見られます)
XPで言うところの「常にON」状態…負荷がかかっていなくても、最高周波数での動作です。
super_piの計算が終わっても、最高周波数から落ちません。

 

2「バランス」

(画像をクリックすると大きな画像が見られます)
XPで言うところの「最小の電源管理」。計算中は最高クロックで動作。計算終了と同時に、Cool'n'Quiet設定の最小動作周波数に落ちます。いわゆるCool'n'Quiet実行状態。

 

3「省電力」

(画像をクリックすると大きな画像が見られます)
常に「Cool'n'Quiet設定の最小周波数」による動作。計算時間が異様に長くなってます。つまり高負荷状態でも1GHz動作となります。

この機能意外と使えるかも…
XPのころは、常に省電力で運用しようとすると、Crystal CPU IDなどで、強制的に低クロック固定にする必要がありましたが、Vistaの場合、省電力に設定すれば、常に最低クロックでの運用が可能となります。
(もっとも、中間クロック程度で常時運用したい場合はCrystal CPU IDなどを使う必要があるのは言うまでもありませんね。)


話は変わりますが、AMD、またまた大幅価格改訂しました。なんとAthlon64X2 6000+が\30,000割れになってしまいました。大バーゲンセールです。
ユーザーである、我々といたしましては、喜んでいいのか、悲しむべきなのか…AMDの存在そのものも大丈夫なのか不安になってしまいますね。
INTEL一強では、またまたPC暗黒時代の再来です。

 

2007,3,21

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