格安鯖HP ProLiant ML115 Part4(アップグレード編その2)

パワーアップその2…CPUのアップグレード

自宅にて現在試験運用中の鯖予定機である、ML115 2号機ですが、普段使いしておりましても、なんとなく「もっさり」した動き…そこで、今回のアップグレードは、CPUの交換をしてみました。普段から、マルチコア使ってると、CPU使用率が100%になるのが、結構気になるんだよね。特に、Vistaを使ってると、バックグラウンドで結構色々なタスクが動いてますから、余計気になるのかもしれません。
今回交換したCPUは無難にAthlon64 X2 5000+BlackEdition。以前GigaByteのGA-MA770-DS3にて使用していたCPUです。

まずは、CPUの交換ということで、CPUクーラーの取り外しです。

例によって、トルクスネジで取り付けられているネジを専用ドライバで取り外します。標準で取り付けられているML115のCPUクーラーは、LGA775互換ネジ用のクーラーですので、自作用マザーボードなどで使用されているSocketAM2用クーラーとは異なります。マザーボードが一般的なAM2マザーボード形状ではないので、注意しながら取り外します。

CPUクーラーを取り外したところ。ネジ穴がAM2用マザーボードとは異なるのが良くわかります。

取り付けられていた、専用CPUクーラー。結構豪華な作り。ヒートパイプが4つ。
純正のX2 6000+用クーラー(125W版)は銅製のコアが付いてましたが、これはアルミ製。それでもファンの厚みが結構厚く、充分冷えそう。

交換した、Athlon 64 X2 5000+。取り付け方法そのものは、一般的な自作用マザーボードと同じように、レバーによる固定式です。自作経験がある人なら交換も難しくはないでしょう。

交換後のBIOS画面。Athlon64 X2 DualCore Processor 5000+とちゃんと認識されてます。


3,000MHzで起動。でもVistaだと、Windows起動後に通常周波数の2.6GHzになっちゃう…なんで??

(追記
…結論から言うと、Vistaでも3.0GHz動作は可能でした。但し、すごく不安定。SuperPIは通っても、何故かブラウザの起動ごときでコケたりします。
方法ですが、BIOS上で逓倍率を15倍、BIOS上では3.0GHzと表示されていますが、Vista起動後には定格2.6GHzになります。これは、コントロールパネの「電源オプション」で「高パフォーマンス」を選んでも、2.6GHz動作のままです。そこで、この状態のまま、CrystalCPUID…通称「栗」で15倍設定することで、3.0GHz動作となりました。
しかし
前述の通り、非常に不安定であり、常用は困難っぽいです。思い当たるのは、HTのリンク速度。一般的なAM2マザーのHTリンク速度は1GHzなのですが、ML115は800MHz。ハイパートランスポートのリンク速度って結構シビアなので、個人的にはここら辺が不安定な原因かと思います。)

気を取り直して…お約束のベンチいろいろ。(ベンチの数値は5000+では、すべて定格の2.6GHzにて測定しています)

1 WindowsVista標準のエクスペリエンスインデックス


3500+シングルコア(ML115標準CPU)


5000+デュアルコア(交換したCPU)

プロセッサの項目が4.2から5.2に上昇。ついでにゲーム用グラフィックスも0.1上昇。CPUの性能がアップしたためでしょう。

2 CPU-Z


CPU-Zの数値。3500+コア電圧に注目。なお、CPUのリビジョンはF2。


同じく、5000+。コア電圧1.35Vに低下。リビジョンはG2リビジョン。ステッピングも上がって、消費電力も低減

3 3D Mark 05


3500+の数値…3360 3DMarks


5000+の数値…3436 3DMarks
ほとんど差はありません。約2%しか上昇していません。グラフィックボードがヘボいからしかたないけどね。

4 Super PI


3500+… 104万桁、41秒。まぁ、早くはない。


5000+… 104万桁36秒。13%のアップ。クロックは約15%アップしてるから、まぁ妥当な数値でしょうな。209万桁も約13%のアップ。ちなみに、Super PIはマルチタスクに対応してませんので、単純にクロックの上昇分のみが反映されます。したがって、シングルコアでもマルチコアでも同じ種類(アーキテクチャ)のCPU同士であれば、同クロックならば、ほとんど計測時間には差はでません。もちろん、CPUが異なれば同じクロックでもかなり差がでます。

5 CrystalMark2004R2


3500+ ALUとFPUの項目に注目(ALUとはCPUの整数演算性能、FPUとはCPUの浮動小数点演算性能。要するに、この2種のスコアが高いほど高性能はCPUということです)


5000+ ALU,、FPUともに2倍以上!。メモリのスコアも2倍近い!これこそ、デュアルコアの真価を発揮してます。CPUの性能アップに引きずられる格好で、GDI、D2Dなどのグラフィック性能も上昇してます。

Super PIなどのマルチタスクに対応していないプログラムでは、マルチコアの良さがわかりにくいことがベンチを見ても、はっきりと見てとれる数値ですな。また、3Dゲームなどグラフィックボードの性能に左右されるような、ベンチでもあまりシングルコアでもマルチコアでも差は出ません。
しかし、CrystalMarkのような、マルチコアに対応しているプログラムであれば、劇的に高速化します。
ベンチではわかりにくいのですが、普段PCを使っていてもなかなか速度が落ちない(もっさりしない)という点が、マルチコアの一番の利点ですが、ネットの閲覧をしながら、メールの読み書き、あるいは、複数のウィンドを開いて、あっちこっちのサイトを見て回るといった使い方をするようであれば、デュアルコアをはじめとするマルチコアの良さが体感できると思います。


2008,3,29
2008,4,3補足

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