5 パソコンケースに取り付けよう(デバイス編) 次に電源を取り付けます。今回使用したケースは電源が付属していません。このような場合は別途電源が必要になります。今回使用した電源は350Wの博打電源です。 なお電源の取り付けネジは、電源に付属しているネジを使用してください。(一応インチネジだと思いますが、ネジの長さの関係で、あまり長いネジを使用すると電源を破壊してしまう恐れがあります。)
次にドライブ類を取り付けます。まずは、ハードディスク。3.5インチシャドウベイに取り付けます。
今回はE-IDEのハードディスクを取り付けましたが、現在ではSerialATA形式が標準です。下の写真のIDE形ハードディスクとSerialATAとでは、インターフェースも異なり互換性はありません。
ハードディスクを、インチネジで固定します。当然、両側とも固定します。ハードディスクは振動に滅法弱いデバイスです。しっかりと固定しておいてください。さもないと、ハードディスク自体の振動でハードディスクの寿命を縮めてしまいかねません。
電源からの24pinATXをマザーボード側のATX電源コネクタに取り付けます。ついでに、IDE用フラットケーブルもマザーボードのコネクタに取り付けます。
マザーボードに取り付けたIDEケーブルの反対側をハードディスクに差し込みます。 *ワンポイント… 1-A IDEの法則…ちょっと前のマザーボードにはIDEポートが2ポート(プライマリとセカンダリ)、あるいはそれ以上装備されていました。一般的なチップセットは、IDEポートを2ポート分サポートしているものが大多数でした。マザーボードによって2ポート以上装備されていたものは、チップセット以外のチップ…たとえば、J-Micronや、ITEなどのRAIDチップによるオンボードRAID機能を提供するもので、チップセットによるサポートはあくまでも2ポートが標準です。ハードディスクや、CDドライブなどのデバイスはIDEによる接続が標準であり、SerialATAによる接続はむしろ標準外でありました。
引き続き、電源4ピンコネクタをハードディスクに差し込みます。電源ピンは向きがありますので、電源コネクタの向きと合わせて差し込みます。
ついでに、余った電源コードは各種ファンに触らないように束ねておくと、ケース内のエアフローの邪魔にならず、ケース内温度の上がりすぎ防止にもなります。
次に、CDドライブを取り付け、IDEケーブルも取り付けます。 *ワンポイント…
ハードディスクと同様、電源コネクタを接続します。
反対側をマザーボード側IDEポートに差し込みます。
これで、接続は完了です。フロッピードライブは取り付けていませんが取り付ける場合は、IDE機器と同じように、ケーブルで接続します。但し、ケーブルはIDEケーブルではなくFDDケーブルを使用します。
その後、WindowsなどのOSをインストール、各種ドライバをインストールして完成です。最後にデバイスマネージャーで「X」や「!」が無い事を確認して完成となります。 これで、ジサクピーシーのいっちょ上がり!です。 |