FNV日記 番外編 ジサクピーシーのつくりかた(Pentium M編)

前回、コストパフォーマンスに優れたAthlon64マシンを作ってみましたが(ちなみにこのときのマシンは、早くもオークションにて処分してしまいました。)最近の自作界での流行は「静音」「低消費電力」がキーワードとなっています。インテルの主力CPUである、Pentium4は、これまた大電力食いで、アイドル時でも消費電力はかるーく100Wを超えています。常に100Wの電灯を点けているようなものでして、お世辞にも環境にやさしいとは言えません。そこで注目を集めているのが、ノートPC用として開発されたCPUです。もともとノートPCはバッテリ駆動を念頭に置かなければなりませんので、比較的低消費電力なCPUやchipsetを使用しています。当然、低消費電力であれば、CPUから発せられる熱量も少なくなり、CPUファンも低速で回すこととなります。システム全体で見ても、低発熱ですから、全体のファンも少なく、あるいは場所によっては無くてもいいわけです。そうすると、その結果として、低騒音なPCになるということでジサカーからも注目を集めることになります。

ちなみに、現在私の家で稼動しているPCはというと…

1 メインマシンAthlon64(939pin Athlon64 3500+)主使用
2 サブマシンPentium4(Pentium4 2.6C)主にTV録画とメディアサーバとして使用
3 サードマシンAthlon64(754pin Athlon64 3000+)主に家族用&ゲームマシンとして使用
4 サーバマシンVIA C3(EDEN MU6000E)主に外向きサーバ&UD機
5 ノート(Mebius)主に持ち帰りお仕事用&ネット端末として使用
6 NAS(玄箱)

と、PC5台+NASという体制なんですが、これではちょっと多すぎなのと、整理がつかないこともあって、ファイルの整理を兼ねてサブマシンとサーバマシンの2台分を1台にまとめてしまおうと考え、新たに組むことにしました。どうせ組むなら今はやりの「静音」「低消費電力」を目指したマシンを作ろうかと。
つまり、今の流行は高性能と低消費電力、それに静音を高い次元で両立させることががトレンドなんですね。

ところで、現在ノートPC用のCPUとして何があるか?と考えた場合…
INTEL…PentiumM ノートPCとして高性能と低消費電力を両立させた賢いCPU。拡張版speedstepに対応しており専用チップセットもある(動的に電圧と動作クロックを変化させ、高性能と低消費電力を図った機能)
INTEL…CeleronM PentiumMの廉価版、但し拡張版speedstepには非対応。よってPentiumMよりも電力食らい。単に安いだけのCPU
AMD…Turion64 発売されたばかりの新ブランドCPU。socket754対応。Athlon64のノート用と考えれば話が早い。PowerNow対応らしい。但し、正式対応のマザーボードが、無い。
AMD…Geode NX もとを正せば、mobileAthlonXPの選別品。実はVIA C3の最大のライバル。これらの中では最も低消費電力。GeodeNX1250@6Wなどはファンレス運用が標準。しかし、これまた正式対応マザーがまだ1種類しかない。それもATX…


ノートPC用のシステムはデスクトップマシンとは訳が違いますので、ちょっと前までは、ノート用のCPUすら一般販売してはいませんでした。ところが、前述のような理由で、自作パーツとして、ノートPC用のパーツも結構出回るようになりつつあります。それでも、従来からあるデスクトップ用パーツに比べると品種は少ないし、あっても割高だし、特に私が住んでいるような田舎ですと、そもそもパーツすら無いような状況です。そこで、今回はネット通販を利用してパーツを集めました。

1 PCの主要パーツについて

今回使用した主なパーツです。

左上 オレンジ色のパッケージ。今回作るPCの基幹パーツであるマザーボードAOpen i915GMm-HFS マイクロATXマザー。INTEL915系チップセットです。なぜか変態マザーと呼ばれています。

中上 ちょっと小さめのオレンジ色パッケージ。これが、今回作るPCのキモである、PentiumM 740です。

中央左 ATX電源。FAN回転数制御機能付き。電源ケース内40℃以下だとファンは動きません。

中央 フロッピーディスクドライブ。FDDとも言います。

中央右 玄人志向製RADEON x700 PROグラフィックボード。ミドルクラスのグラフィックボードです。

下左 光学系ドライブ。PLEXTOR PX-716A。DVD-RAM以外のすべてのDVDメディア対応。しかし、プレク製品もだいぶ安くなりました。

下中央 
DDR-2 PC4300メモリ。従来よりも高速化されたメモリです。今回も512MB×2枚構成。

下右 ハードディスクドライブ。今回はSerialATAのものをチョイス。2台あるのは、システム用(MaXtor DiamondMaX9 120GB)とデータ用(MaXLine3 250GB)として分けて使うためです。

最右側 今回使用するPCケース。アルミケースで有名なWindyブランドです。


今回使用パーツはできるだけ長期間使えそうなものを集めました。現在プラットフォームの変革時期ですので、なるべく長く使い回せるようなパーツで揃えてみました。

 

2 マザーボード攻略法(CPU編)

PentiumM用のsocket479は、CPU固定用レバーがなく、ねじで固定します。

ソケットの左側にあるねじをマイナスドライバーで回して、CPUピンのロックを解除します。

CPUの表側。PentiumMにはヒートスプレッだと呼ばれる金属カバーが装着されていません。昔のPentiumVやAthlonXPと同様、コア剥き出しです。滅多にはありませんが、CPUクーラーを取り付ける際は、「コア欠け」に注意が必要です。

CPUをソケットに差し込んだ状態。やはり、このCPUもソケットにスコっと入ります。もし入らない場合はCPUの向きをよく確認しましょう。

CPUがソケットにスコッと刺せたら、マイナスドライバーでCPU固定用ねじを回してCPUを固定します。このとき、マザーボード表面の部品を壊さないよう注意深くドライバーを回してください。

次に、CPUクーラーを取り付けます。雑誌にはシリコングリスを塗れ!とか書いてありますが、グリスを塗る前にCPUクーラーの裏側を見てください。このように、熱伝導シートがすでに装着されていることが良くあります。このような場合はシリコングリスは不要です。但し、今回使用したマザーボードに付属しているクーラーに装着してある熱伝導シートはどうも冷却効率がイマイチっぽいようで、OCすることを考えておられる方は、このシートを剥がして、ほかのシリコングリスを使ったほうが良さそうです。

CPUクーラーを取り付ける前に…
このマザーでは汎用的なクーラーが使えないため、専用クーラーが付属しますが、マザーボードの裏側にバックプレートを取り付け、そのバックプレートにクーラーをねじ止めする構造になっています。まずは、CPUクーラーとバックプレートを取り外します。その際、バックプレートのねじが貫通する周りに、Oリングがついているのに注目。このOリングがマザーボードとバックプレートに間に挟まるように取り付けます。そうしないと、マザーボードと金属製であるバックプレートが直接触れるため、マザーボードがショートしてしまいます。

ねじにはスプリングがついていますが、まずはスプリングをはずした状態でクーラーとバックプレートをねじどめします。こうしたほうが、スプリングの反発力に邪魔されないので、ねじ止めがラクです。この時、かるーく止めるだけに留めておいてください。まずは仮止めです。

仮止め状態。

この状態のバックプレート側。Oリングが、マザーボードとバックプレートの間にきちんと挟まっているか確認します。

仮止めが済んだら、他の部分はスプリングをねじに入れてバックプレートとCPUクーラーを、きちんとねじ止めします。

3 マザーボード攻略法(メモリ編)に続く…

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